富士山は西からも東からも登れる

 本日をもちまして、中富良野小学校とお別れすることになりました。一番最初に関わった子どもたちが春から高校3年生。月日の流れるはやさには、驚かされます。

 さて、この拙いブログですが、自分の考えを整理したり、情けなさや弱さを吐き出したり、喜びを書いたり・・本当に好き勝手に書かせていただきました。そんな内容ですが、共感していただき、コメントを残してくれて大変嬉しかったです。また、全道各地で声をかけていただいたこともたくさんありました。少しずつ繋がりが広がっていくのを実感できました。このブログを通して、ミニバスケットを通して、そうした繋がりを広め、深めていくことがとても幸せに感じた6年間でした。本当にありがとうございました。

 中富良野という環境でバスケットに打ち込めたことも幸せなことでした。選手たちには、恐ろしいくらい恵まれたと心の底から思います。共通の汗をかけたことは、先生の誇りです。みんなのおかげで今の先生があると思います。

 素晴らしいスタッフにも恵まれました。選手のこと、試合のこと、練習のこと、そんなことを真剣に考え、時に笑い、時に飲み・・素晴らしい時間でした。

 

 育成会の方も同じです。これだけわがままを聞いてもらえることは、もうないような気がします。思う存分選手との時間を過ごすことができました。迷惑をかけたことのほうが多かったような気がします。

 

 先生方にも恵まれました。さまざまな会場での応援だけでなく、職員室で選手の話をよく聞いてもらいました。支えてもらいました。

 

 このブログも今日が最後になります。富士山の登り方はいくつもあります。もしどこかで会えることがありましたら、ぜひ声をかけてください。そして、これからも中富良野リトルスターズの応援をお願いします。長い間ありがとうございました!さようなら

 

未来へのステップ

①自分の指導力のなさをつまらない精神論でごまかすのは指導者として失格

②だらだらとした精神論をならべているのは、「自己満足」、「権威の象徴」

③選手が真に求めていること 「心と身体のコントロール」、「どうしたら上手くできるか」という問題意識、「うまくなりたい、勝ちたい」

④選手は指導者を映す鏡 チームや選手の能力のなさは指導者の指導能力のなさ

⑤指導者は「選手の手助け」をするのが役割

⑥全てを仕切ろうと思いあがっているとすぐに限界が来る。選手の態度に腹が立ち、感情的になるのは指導者としての限界に陥っている証拠

⑦必要以上に自分の色に染めないコーチング技術

⑧互いに生かされ、生きる

⑨つまらない勝ち負けに一喜一憂しない。選手の個性の尊重、成長をじっくり見守る。将来的な最良を考える。

⑩スポーツと「人間形成」を安易に結びつけない。人間形成=躾ではない。「自分のことは自分でやる」 スポーツを通して、自分が気付かなかったことを気づかせてくれるのスポーツ。選手は自分で気づき、自分の力で変わる。その手助け。

ある指導者の助言をまとめてみました。未来へのステップです。

全道大会 最終

②の続きです。

夜のミーティングでコーチが選手一人ひとりに明日の試合に向けて意思確認をしてくれました。全ての選手が自分の思いをはっきりと口にしてくれました。その声から不安のようなものは感じられませんでした。僕からは、、「たかがバスケット。地球の誕生から考えると、ほこりよりもっともっと小さな瞬間。バスケットの時間なんていうのは瞬きよりもっともっと短い。だからこそ、その瞬間瞬間にまよわずプレーできれば失敗というのは存在しない。」という話をしました。

いよいよ予選突破をかけた東相内さんとの試合。第一試合でした。会場は3年前と全く同じ江別。コートも同じ。ユニフォームの色だけが違いました。前回は確か2点差負けまでは大丈夫で結果3点差負け。今回は、勝つのではなく8点差をつけて勝たなければ終わり。

1P。アウトサイドからの思いっきりのよいシュート。これが見事にリングに吸い込まれていきます。

2Pはハーフラインからのブザービーターが決まります。

前半終わって8点差のリード。

とにかく同点だと考えて、後半が勝負だとはっぱをかけました。オフェンスのリズムもとまることがなく試合が終了しました。

見事に予選リーグ突破です。

選手たちはこの大きな舞台でプレーし、試合を恐れることなく戦いました。この経験は決して消えることはありません。

表彰式での小さなトロフィー。形あるものはいつかはなくなります。それにしても嬉しく思いました。新チームが始まって1年2カ月。この瞬間のためだったのかもしれません。

決勝トーナメント。新琴似緑さん。大型でフィジカルに強く、現時点では10回戦っても10回勝てないだろうレベルでした。得点こそとれませんでしたが、試合中の選手の表情は決して悪くありませんでした。(前半泣いてる子はいつも通りいましたが笑)

この日はサプライズがありました。選手たちは中富良野に帰ると思っていたらしかったのですが、育成会のはからいで、焼き肉バイキングに行ってもう一泊することになりました。(決勝を見るのが一番の目的でしたが)そのことをバスの中で聞いて選手たちは歓喜の声でした。それも素晴らしい思い出です。

試合にはたくさんの応援もきてくれました。尊敬する先輩、ミニバスの先輩、おじちゃん、先生方・・・ 本当にありがったです。また、ブログのおかげかさまざまな方に会場で励ましの声をかけてもらいました。バスケットを通してつながっているんだなぁと思います。ありがとうございました。

自分にとっても思い入れの特に強かった1年。山もあり谷もあり。長かったようにも感じるし、あっという間にも感じた1年。

本当にありがとうございました。

全道大会②

全道大会の記事の続きです。

初日は開会式でした。独特の雰囲気。どのチームも6年生にとっては最後。地区の代表としての立場。いろいろな思いが交錯する中でも、フリースロー大会などのアトラクションが緊張をほぐしてくれたようでした。僕も打たせてもらったんですが、フリースローは2本とも落としました笑 練習しとけばよかったです。

さて、翌日の澄川南さんとの試合。いろいろと事前にチームの話は聞かせてもらったのですが、共通していたのは「とても力をつけている」ということでした。優勝してもおかしくないという評価でした。

『バスケットは3ピリ』ですが、ミニバスケットに関しては『1ピリが重要』だと。

この試合も1ピリで6点のビハインドでした。この部分は、自分のチーム作りの改善点だとはっきりと思います。

3ピリからの巻き返しを図りましたが、ほぼ互角の展開でスコアが伸びず、5点差で敗れました。澄川南さんは、素晴らしいチームだったと思います。能力ももちろんでしたが、このプレーでスコアがとれるというのが明確でした。

この試合を終えて、決勝リーグ進出という目標は達成できないという諦めの気持ちしか持てませんでした。「明日の試合は、とにかく自分たちの試合をして終えよう」としか選手にも伝えられませんでした。

しかし、この日の東相内さんと澄川南さんのゲームが大波乱になりました。とにかく東相内さんのゲーム前の雰囲気が明るい。ああいうチーム作りってすごいなと思いました。とにかく前向きな雰囲気なんです。「試合を楽しもう」そういうオーラでした。

ゲーム開始。東相内さんのキャプテンが水を得た魚のようにプレー。ほかの選手もそれに引っ張られる形でナイスプレーを連発し、20対5。ベンチも大盛り上がり。

2クォーター以降は防戦一方の展開でしたが、要所でシュートを決めるなど、追い上げられながらも決してリードは許さない展開でした。夏休み明けにもゲームをさせてもらったのですが、一人ひとりの選手が成長しているのがはっきりと感じられました。そして、最後の最後までどちらが勝つかわからない展開でしたが、2点差で東相内さんが勝利しました。この結果により、中富良野1敗。東相内さん1勝。澄川南さん1勝1敗。 次の日の中富良野 東相内さんのゲームによって決勝リーグ進出チームが決まる流れになりました。いずれにせよ 中富良野が一番厳しい立場なのは変わりませんが、本気の試合をもう1試合させてもらえるという感謝の思いがまず湧いてきました。

全道大会①

あけましておめでとうございます。年明け初めての更新になります。

中富良野小学校3年ぶりの全道大会に出場してきました。冬休みには、永山中学校、中富良野中学校、富良野西中学校、昨年の選抜チーム、向陵さん、滝川東さん、滝川西さんなどにもお願いしながら最後の追い込みをはかりました。

まぁ  練習しました。実質31日と1日以外はすべてしたと言っていいと思います。天候の関係で1日中止になりましたが笑

それは、なんとしても「納得のいく終わり方」をしたいという選手、育成会、指導者の思いからです。

全てのことがそうであるように、順調とは言えないことが多かったです。6年生を試合に使わない、途中で僕が帰るそういったことが連続していたような気がします。

「これは厳しいな・・・」、「代表としていいんだろうか」そういった思いがなかなか抜けきれない日々が続きました。しんどかったというのが正直な気持ちでした。選手はもっとつらかった部分があったかもしれません。

しかし、全道大会2日前の練習を見ていると、あきらかに何かふっきれた選手の姿勢が感じられました。それを見ていると僕ももうやるしかないと踏ん切りがつきました。この瞬間のことははっきり覚えています。不思議な感覚でした。

美しいものを見て美しいと言える人間に

これは高校時代の部訓に書かれていたものです。今でもよく聞かれる表現です。

昨日、おとついと旭川地区で5年生の選抜セレクションが行われました。

T小学校が会場となり、そこの3,4年生の選手たちが一生懸命選抜の練習をメモをしたり、タイマーを手伝ってくれたりしていました。

そのことに気付いたN小の先生が「よし、休憩時間にゲームをやるぞ」とその子たちに声をかけました。僕もその近くにいたのでまぜてもらいました。子どもたちは大喜びでゲームをしていました。

その夜、ミニバスの忘年会がありました。そこで僕が尊敬する指導者の一人が、「今日は非常に感動しました。」という話をしてくれました。それは、その休憩時間のミニゲームのことでした。「ミニバスは、あれが大切なんだよ。」と真剣に熱く話をしてくれました。僕はまぜてもらっただけなのですが、何よりそういった場面を目にして、それが素晴らしいと感じられる感覚・・感受性というのでしょうか。そういった部分に逆にこちらが感動してしまいました。

年齢は、僕よりもずっと上。僕もその年になった時に、そういった感性が育っているのだろうかと。常日頃の磨き方がやはり大切だろう、そう強く思わせいただきました。

ルーキーズマッチ

今月からいよいよ師走です。師走のスタートにルーキーズマッチが行われました。ルーキーズマッチとは4年生以下で構成されたチームが参加する交流試合です。

中富良野は、4年生3名と2年生4名での出場となりました。4年生の確かな成長と2年生の元気一杯なプレーぶりに大変楽しむことができました。

試合の目標は1勝(できれば2勝)というように設定していましたが、クリアすることができました。素直に立派だったなぁと思います。

オシム監督ではないですが、「勇気は、お金では買えない」ものです。また、「勇気の使い方は、学校では教えにくい部分」です。その意味で、選手全員が勇気をもってプレーできたのが一番よかったと感じる部分です。

さぁ、次は全道大会です。

自分たちの力を「過小評価」も「過大評価」もせずにひたむきに練習に励んでいきたいと思います。

信頼関係を築く

言葉が通じるかどうかは、信頼関係によるものが大きいと最近感じる。

信頼関係の基盤を作るには、さまざまな要素があるが、本気で『共通の汗』をかけたかどうかが大きいように感じる。当然信頼されるには、まず相手を信頼しなければならないし、信頼される行動をとるということも大切である。

しかし、それ以上に本当に困った時に、『よし!まかせろ』と言えて、一緒に悩めて、行動に移せる(結果は関係ない)ようでないと当然信頼関係を築くことはできないだろう。『共通の汗』を本気でかくということだ。

信頼関係を築けないと、言葉が通じなくなる。どんなに素晴らしい言葉を言っても、相手に響き、伝わるということはありえあない。

バスケットにおいても、同じだ。どれだけ信頼関係を築けたか。自分たちだけの『共通の汗』をどれだけかけてきたか。それがしっかりとしたものであれば、言葉は通じる。生きたものとして、その選手の心に残っていくはずだ。

ファンダメンタル

先週の土日は、美瑛スポーツセンターにて指導者講習会が行われました。朝九時から夜六時までです笑 いろいろと思いはありますが、指導してくれた幸丸先生と上島先生のバスケットの知識、情熱というものにはただただすごいとしか言いようがありませんでした。自分があの年齢になった時に同じことができるかと言ったら、ほぼ不可能だろうと思います笑 できますか?

 ファンダメンタルとは何かという細かなことはおいておいても、二人に共通するのはファンダメンタルを最重要されているということです。パスには足を使うこと、正しいスペース、人が動くこと・・・

 ミニバスだからこそ、その部分を丁寧にできればわかりやすく(島の話、イグアナの背中のように)伝えられたらいいなぁと強く思いました。同時に自分は教えてないことが多すぎるということも痛感しました。取捨選択は当然必要ですが、大切なことは教えなければならないですもんね。

個人としてのファンダメンタル バスケットボールという競技としてのファンダメンタル。とても勉強させていただきました。(途中記憶をなくした時間もありましたが笑)

感動を、

旭川での1年間が11月11日で終了しました。選手権大会を準優勝で飾ることができました。結果からいうと十分すぎる結果でした。

選手権大会。毎年さまざまなドラマが繰り広げられます。負ければ6年生は引退。どの指導者もどの選手も、「一つでも多く試合をさせてあげたい。一つでも多く試合をしたい。」という思いは一緒です。ただ勝負事ですから、勝つチームがあれば必ず負けるチームがあります。いつも思うことは、「負けた時にどんな声をかけてあげるか。」です。ミニバスでの負けは、考えようによっては、中学でのバスケットのスタートです。そう考えると負けたときの指導者の一言って大きいと思うんです。だから毎年この時期は、どんな一言をかけるか、どんな一言を選手の心に残すのか・・これが一番頭を悩ます部分です。でも実際は考えていたことを話せずに、(さまざまなことが走馬灯のように頭の中をめぐり)終わってしまうような気がします。

さて、中富良野。第2シードという立場での選手権スタートでした。予選トーナメントから陵雲さん、当麻さんと数段レベルアップしたチームとの試合でした。苦しい試合でしたが、なんとか勝つことができました。2つのチームの指導者の方や育成会の方とも話しましたが、「納得のいくゲームができた。」「力を十分に発揮できた。」とおっしゃっていました。そのことは、非常に嬉しく思いました。これからにつながっていきます。

決勝リーグ。ベスト4は永山さん、向陵さん、美瑛さんでした。とにかく初戦の美瑛さんとの試合が一番大切だということを選手たちと1週間確認していきました。

夏期大会では、多少スコアが離れたのですが、決勝リーグではそんな楽なゲームはありえないと個人的には押さえていました。選手の能力を考えてもです。うわついた気持ちで試合にだけは絶対入って欲しくないと感じていました。

学校行事等があり、ばたばたとしながら当麻小学校へ。

前半が終わり13点近くのビハインド。ハーフタイムに試合の結末のこと、全く諦めていないことを選手たちに伝えました。この時、6年生の目がしっかりしていたので「いける」という確信に近いものをもつことができました。勝敗の分かれ目は3ピリ、4ピリの終盤にありました。3ピリのラストオフェンス 練習していても全くはまっていなかったプレーがうそのように決まりました。4ピリ最後、キャプテンのストップジャンプシュート。3点差での勝利。

勝ったということ以上に、困難に立ち向かった選手の姿、今までの練習で叱られていた選手のプレー・・・この瞬間のために頑張ってこれたんだ、そんな思いが胸を込み上げてきて涙がとまらなくなりました。

次の日。永山さん、向陵さん。

永山さんとは、今シーズン何度も試合しているので、お互いのやりたいことが選手たちもわかっている感じでした。一進一退でどちらも流れをつかみかねるゲーム展開。3ピリのベンチミスによりテクニカルファール。フリースロー一本とアウトサイドシュートを決められて3ピリが終了しました。選手たちには、「先生のミスだからなんとかしてくれ」としか言いようがありませんでした。内心「とんでもないことを、とんでもない場面でしてしまった。」という思いと「まぁしょうがない。なんとかなる。」という思いの半々でした。結果1点差での勝利。選手のおかげです。

最終試合。旭川1年間でも最終試合。ここまで2勝している向陵さんです。選手アナウンスもありました。選手にとってもあれは一生モノです。前半終わって、9点差負け。後半着実に点差を縮めていきました。ファールトラブルがなかったので、自分がイメージしていたディフェンス。選手の動きもディフェンスに関しては集中力が全く切れていませんでした。しかし、向陵さんもさすがでした。リバウンド、ドライブ、ミドルシュート、どれもレベルが高かったです。

残り1.2秒。2点差負け。マイボールでのサイドラインスタート。

劇的なキャプテンのロングシュートが決まり、同点での終了。会場内に歓喜の声が響きわたりました。

育成会の方の応援はもとより、OGの選手たちや保護者の方、学校の先生方、たくさんの声援をいただいて選手たちはプレーすることができました。本当にありがたいし、個人的にも凄く嬉しいことです。この場をかりてお礼申し上げます。

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